キヨシ悔し…DeNAついに最下位転落
「DeNA3-4中日」(26日、横浜)
DeNAがノーブレーキで転がり落ちた。中日との裏天王山に連敗。勝率5割で首位にいた7月19日から、わずか38日。その間10勝21敗。5月16日に11もあった貯金は借金12に変わった。ついに、今季初の最下位に転落した。
「これだけ負けが続いたら、その順位におのずとなってくる。みんなでやった結果。山あり谷ありだけど、大きな谷に今はハマっている」。中畑監督はサバサバと振り返った。
打てず、守れず。敗戦が現状を象徴した。四回に失策、捕逸、今季60個目の暴投を起因として無安打で勝ち越し点を献上。積極的に臨んだはずの打線も、淡泊な早打ちに映った。
攻撃面では「チームとしての方向性を出していこうと確認した」。守備面では「選手もわれわれも確認して矯正しないと上がっていけない。みんなで取り組まないと技術が上がらない」。チームで戦う。これが再建策だ。
「まだチャンスがないわけじゃない。諦めずにやっていく。またあす以降、試合もあるんだから」。このまま終わるわけにはいかない。