巨人5連勝で奪首、坂本逆転サヨナラ打

 「巨人5-4中日」(1日、東京ド)

 最後は巨人の主将が決めた。九回に2点差をひっくり返し、サヨナラ勝ちで5連勝。阪神を抜き、首位に返り咲いた。九回1死満塁から、片岡の左前適時打で1点差に迫ると、最後は坂本が左中間に2点適時二塁打を放った。

 福谷の初球を捉えた。「相手の方が苦しい場面だと思ったので、思い切って積極的にいきました」。4万3887人の大歓声が、東京ドームを包んだ。原監督も両拳を振り上げてガッツポーズ。「非常に興奮できる試合」とうなった。

 六回に本塁打を放った阿部と殊勲の坂本は、「2点差はワンチャンス」と口をそろえた。百戦錬磨の打者が並ぶ、リーグ3連覇中の常勝チーム。原監督が以前「ウチは2割4分打線」と語ったように、個々の打率だけを見れば、まだまだ物足りない。だが、勝負どころでの集中力は段違いだ。

 この週だけで3度目のサヨナラ勝ち。「本当にいい雰囲気」と坂本は胸を張った。首位に立つのは7月20日以来。「流れというか、いい風が吹いていると思います。チームの力を結集して、相手チームに戦いを挑み、果敢に攻めていけています」と指揮官はうなずいた。勝負の8月。巨人の勢いが加速してきた。

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