De梶谷初球先頭弾!松本続き速攻連弾
「DeNA7-4巨人」(13日、横浜)
DeNAが鮮やかすぎる先制攻撃だ。初回、今季初めて1番に入った梶谷が、初球をバックスクリーン右に運ぶと、2番・松本も一発で続く。4球で2本塁打2点。05年6月1日の楽天戦(横浜)の石井、小池以来の連弾スタートだ。
「風にも助けられましたね」と梶谷は4本目の先頭打者弾に笑顔。松本は「調子はよくなかった。後藤さんに『フルスイングでいけ』と言われて吹っ切れました」。自身初の4安打で期待に応えた。
中畑采配が的中だ。14打席無安打と悩みの中にあった梶谷を、あえて1番で起用した。「何も考えずに1番で思いっきりいってこい」とアドバイス。梶谷は「監督のあの一言で気持ちを楽にしてくれた」と振り返る。
試合前、ロングティーを打ち込んだ。「下からカチ上げるイメージをつくりたかった。全打席ホームランを狙っていきました」。15打席ぶりの安打はスタンドに達した。
首位と1・5差。球宴前に勝率5割に復活する可能性も残した。「借金はない方がいい。野球も人生も。返したいですね」。新1番打者が完済を約束した。