カラバイヨ同点弾も…オリ今季最多借金
「交流戦、オリックス3-4広島」(30日、京セラ)
カラバイヨの11号同点ソロで逆転ムードに転じたのも束の間。平野佳が暴投で決勝点を与え、オリックスの借金は今季最多タイの14に逆戻りした。
九回を任された守護神は、先頭の田中に左翼線二塁打を打たれた。さらに1死三塁で丸への初球。フォークが捕手・伊藤の手前でワンバウンドし、三塁走者が生還した。「(暴投は)すぐにストライクを取る場面ではないので厳しいところへ投げた。それより、田中に初球を打たれたのがよくない」と反省した。
前回登板の28日・DeNA戦でも、4点リードの九回に暴投などで3点を失っている。「引きずらないことが大事」と、気持ちを切り替えて現状を打破する悲壮な決意をのぞかせた。
今季18度目の逆転負けで、1点差試合は2勝13敗。森脇監督は「今年はしのぎ合いをしのぎ切るところにいけていない。そこを修正したい」と課題を挙げた。勝ちきれない勝負弱さが、そのまま低迷に反映されている。