ハムがサヨナラ堅首!近藤押し出し死球

 「日本ハム2-1オリックス」(24日、札幌ド)

 痛さよりも喜びが勝った。九回無死満塁。147キロの直球が日本ハム・近藤の右足を直撃。表情をゆがめながらも、うっすら笑みを浮かべて一塁ベースを踏み締めた。ベンチもあっという間に空っぽになり、歓喜の輪ができた。

 サヨナラ押し出し死球はプロ初の体験。お立ち台に上がると近藤は「まだ、痛いです」とボソリ。それでも「粘り強く、接戦をモノにできたのは大きいです」と喜びを素直に表現した。

 勝利への執念、最後まで諦めない粘りが今季初のサヨナラ勝利へとつながった。打線は七回までわずか1安打に抑えられていた。1点ビハインドの八回、1死からレアードが右越え二塁打。続く岡が好投を続けていた東明のフォークを中前へはじき返した。同点打に一塁上でド派手なガッツポーズを繰り返した。「なんとかランナーをかえしたいと思ってました。投手に向かっていくだけでした」。陽岱鋼の離脱で中堅を任される2年目が大仕事をした。

 5カードぶりにカード初戦を制し、首位を守った。栗山監督は例年にない試合中のベンチの活気に目を細める。「最後まで諦めない。絶対に勝つんだ、という空気が今年はずっとある」。快進撃は止まらない。

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