オリッ苦ス…17年ぶり9戦8敗

 「オリックス2-7日本ハム」(5日、京セラ)

 呪縛にかかったかのような、重い空気が支配した。オリックスは今季5度目の逆転負け。開幕9試合を終えて1勝8敗は1998年以来、17年ぶりだ。森脇監督は「今はもがいて苦しむ。それが先につながる」と必死に前を向いた。

 二回、坂口の先制打で流れをつかんだかに見えた。しかし三回に同点とされ、五回には中田の満塁弾などで5失点。打線も7安打で2点にとどまった。3番・糸井は得点圏に走者を置いた2度の打席で凡退。試合後は約2時間、練習に没頭した。

 金子が開幕に間に合わず、平野佳、ブランコも相次いで離脱。苦しいチーム状況に西名球団社長は「けが人はどうしようもない。あと2カードで対策を考えないと」と補強の可能性を示唆した。森脇監督に対しては「今後ももちろんやってもらう。(低迷は)けが人も多いし」と変わらぬ信頼を口にした。

 京セラドームは2005年の実数発表後最多の3万6098人で埋まった。しかし、ファンには歯がゆい4連敗となった。

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