ロッテ・涌井 3年ぶりの開幕投手濃厚

 ロッテ・涌井秀章投手(28)が3月27日のソフトバンク戦(ヤフオク)で自身3年ぶり6度目の開幕投手を務めることが27日、濃厚になった。伊東監督はナゴヤドームでの練習後、「開幕投手が決まりました」と明言。名前こそ明かさなかったが、涌井に決定したものとみられる。

 FA移籍2年目の右腕が重責を担う。西武時代に5度の開幕投手を務め、実績は十分。昨季は8勝12敗と期待に応えられなかったが、今年は「先発なら誰でも、開幕に合わせるのは当たり前」と話し、キャンプ中にブルペンでソフトバンク打線を想定して投げ込みを行うなど、並々ならぬ意欲を見せていた。

 涌井は3月1日のオープン戦・中日戦(ナゴヤドーム)に先発予定で、この日は石川とともにブルペンで37球を投じた。落合投手コーチも実名は避けたものの「今日、本人に告げました。ブルペンでは、非常にいいボールに変わりましたね」。開幕指名によって充実の投球になったという。涌井にとっては移籍後初の大役。必ず勝利で飾り、伊東ロッテに弾みを付ける。

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