巨人・菅野智之投手（２５）が３０日、宮崎市内で行われた合同自主トレで今年初めてブルペンに入り、直球、変化球など５０球を投げた。開幕投手が有力視される右腕が、順調な滑り出しを見せた。

　ブルペンに心地いい音が響く。今季の新戦力、相川がその球を受け「すばらしいと思いました。質のいい球を投げていた」とうなった。菅野本人も「内容はともかく、気持ちよく投げられました」と、笑顔で振り返った。

　昨年は１２勝でリーグＭＶＰを獲得。チームの３連覇に大きく貢献した。正捕手を狙う相川とは、じっくりコミュニケーション。「現状の自分の状況と、僕も２年間プロでやってきて、気をつけていることなどを伝えました」と明かした。

　先発には内海、杉内がそろう中、開幕の最有力はこの男。だが自身はそこには触れず「最大の目標は日本一」と、決意を示した。合同自主トレ最終日に、納得のブルペン。４連覇、日本一のカギを握る男は、今年も問題なさそうだ。