日本野球機構（ＮＰＢ）が２６日、都内のＮＰＢ事務局で仕事納めを迎えた。１月１日付で就任した熊崎勝彦コミッショナーは野球日本代表「侍ジャパン」の事業会社設立など、組織改革に着手。「あっという間の１年だった。新しい試みに踏み出せた」と総括した。

　プロ野球誕生８０周年の今年は、「カープ女子」が大きな話題となるなど、セ・パ両リーグともに観客動員数を伸ばした。

　来年は侍ジャパンが３月に強化試合、１１月に新設の国際大会「プレミア１２」を控え、２０年東京五輪で野球の競技復帰を目指す。熊崎コミッショナーは「今年以上に盛り上げたい。野球界に活力を与え、内外に存在感を示したい」と話した。