筒香アピール打!目指す17年WBC

 「日米野球・第4戦、MLBオールスター6-1日本」(16日、東京ド)

 敗戦の日本代表に光が差した。二回、1死二塁。DeNA・筒香が左翼線へ鋭いライナーを放ち、同点の適時二塁打。「何とか打ってやろうという強い気持ちで打席に入った。走者をかえせて良かった」。この試合でチーム唯一の打点をマークした。

 仕留めたのは左腕カプアーノの直球だった。今季、課題だった速球に対応できるようになり、自己最多の22本塁打をマーク。日の丸を背負った大舞台でも、しっかり成長した姿を披露した。

 代表メンバーが集結した8日、ソフトバンク・中村が右肩痛のため出場辞退。奄美大島でDeNAの秋季キャンプに参加していた筒香に、急きょ招集がかかった。小久保監督は「左の長距離砲という意味でも、年齢的にもいい」と話すように、将来性豊かな22歳への期待は大きい。

 前夜に目標だった勝ち越しが決まったこともあり、小久保監督は打順を大幅に組み替えた。1番に山田、2番に柳田、6番には筒香。攻撃型オーダーで臨んだ一戦で柳田、筒香が結果を残した。

 勝利につながらず、喜びも控えめだった筒香。「チームが勝つことが一番。出場機会があれば、貢献できるようにしたい」。17年のWBC出場へ、貪欲にアピールを続ける。

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