楽天・嶋基宏捕手（２９）が１０月３１日、コボスタ宮城で報道陣の取材に応じ、今季中に取得した国内ＦＡ権を行使せずに残留することを正式に表明した。大黒柱の残留はチームにとって最高の朗報だ。

　この日の秋季練習前に立花社長、安部井チーム統括本部長と会談して残留を報告。「来年も楽天でお世話になりたいと、言わせていただきました。８年間、いろいろな方にお世話になって、その分、まだ恩を返せていない」と語った。

　４年契約の１年目で、契約内容の見直しなどを含め、詳細は今後も球団と話し合う。だが、気持ちはチームへの思いだけ。「昨日の日本一を見て、今のチームメート、ファンと優勝の味をもう一度味わいたいと思って決意した」。杜の都の女房役として、来季もフル回転する。