京大 12年ぶり2季連続勝ち点

 「関西学生野球、京大2‐1同大」(29日、南港中央)

 京大が同大を下し、このカード2勝1敗で、春に続き勝ち点を挙げた。京大の2季連続勝ち点は2002年の春、秋以来12年ぶり。先発・田中英祐投手(4年・白陵)は右肩の疲労を考え2回で降板。後を受けた冨田真吾投手(4年・茨木)が7回無失点で勝利に貢献した。

 歓喜の瞬間を、田中はベンチで見届けた。マウンドにいない悔しさを認めつつも「全員で頑張ってきた。この勝ち点は素直にうれしいです」と笑顔を見せた。

 この日は監督、トレーナーらと話し合い「50球まで、と決めていった」と田中。理由は右肩の疲労感。そして「もっと上(プロ)がより現実的になってきた」ことで、故障の危険性を回避するためだ。

 田中は2回1失点となったところで、42球。三回から、冨田にスイッチした。田中を「同志」と言う冨田は「英祐のような能力がなくても、必死にやれば勝てる、というところを後輩に見せたかった」という気迫の投球で同大打線を退けた。残り1カード。田中も冨田も大学最後のマウンドに、すべてをぶつける。

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