ミラクルＣＳ進出へ、ローテーションが固まった。ＤｅＮＡは９日から９連戦、３連戦、１４連戦という、２８日間で２６試合こなす過酷スケジュール。８日の練習に、降格した尚成に代わって高崎が合流。先発６人でラストスパートをかける。

　川村投手コーチは「先発は６人で回す。１４連戦は中５日になるけど、可能性がある限り、最後だからやってもらう」と強行軍指令だ。高崎は８月２６日の２軍日本ハム戦（横須賀）で５回無安打１１奪三振。ローテ入りにメドを立てて、「力になれるように頑張りたい」と誓った。

　同コーチは強行日程による中継ぎ陣の疲弊を考慮。「中継ぎの方がスクランブルになる。待機させて、入れ替えながらやる」。２軍先発組も中継ぎとして調整。投手陣フル回転でしのぐ思いだ。

　３位阪神に５・５ゲーム差。まだ希望はある。過酷日程の初陣となる９日に先発する久保は「勝つしかない。自分らが勝たないと。どこが勝とうが負けようが関係ない」と強調。積み重ねた勝ち星の先に、希望を見据えた。