休養中の楽天・星野監督が25日復帰へ

 胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症などの手術を受けて休養中の楽天・星野仙一監督(67)が、25日・日本ハム戦(コボスタ宮城)で復帰する方向で調整が進んでいることが21日、わかった。安部井寛チーム統括本部長(40)が会見で明らかにした。5月26日から戦列を離れている闘将が、苦しいチーム状況の中、2カ月ぶりに帰ってくる。

 星野監督の復帰について取材に応じた安部井チーム統括本部長は「最終的な調整ができていない」と、正式発表こそ避けたものの「そういう段取りではやっています」と語った。後半戦、最初のホームゲームとなる25日が、カムバックの日になることが内定した。

 星野監督は5月26日に都内の病院で「胸椎黄色じん帯骨化症」「腰椎椎間板ヘルニア」と診断され休養。6月中に手術を受け、リハビリ中だった。いったんは18日の球宴での復帰も発表されたが、回復が間に合わずに辞退。1週間遅れてようやくメドが立った形だ。

 安部井本部長の歯切れがいまひとつ悪いのは「細かな調整ができていない」ことが理由。星野監督が休養に入って佐藤投手コーチが監督代行に就任したが、22試合で大久保監督代行へ交代。米村外野守備走塁コーチが2軍へ行くなど、多くの配置転換があった。星野監督が復帰した場合、大久保監督代行が2軍監督へ戻るのかなどの調整があるもようだ。

 関係者によると、星野監督は多いときで1日に4回のウオーキングをこなせるまで回復。つえも使わずに歩くことも可能だという。最下位に沈むチーム。決して平たんな道のりではないが、闘将がベンチへ戻るのは何よりの朗報だ。

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