西武屈辱…35年ぶり開幕3連敗

 「西武1‐7楽天」(30日、西武ド)

 西武にとっては、35年ぶりの屈辱だ。昨季日本一の楽天に開幕3連敗。クラウンライターから球団を買収し、福岡から所沢に本拠地移転した「西武元年」の1979年に開幕12連敗(2分けを挟む)を喫して以来の3連敗発進に、試合後は険しい表情が並んだ。

 「自分のメンタルと実力が足りないだけ。申し訳ない」。開幕から10打数無安打の秋山は責任を背負い込んだ。この日も3番で起用されたが、好機で2度凡退。三回の見逃し三振の後に交代を命じられ、試合後は室内練習場に直行した。

 不振の打線は3試合でわずか4得点。開幕前から2軍でインフルエンザが大流行し、この日は背中の張りで2軍調整中の中村が体調不良で練習を休んだ。検査でインフルエンザではないことが分かったが、調整遅れは必至だ。打線も浅村の1号ソロによる1点だけ。それでも、現役選手として79年の連敗を経験した伊原監督は「12連敗はしないから」と前を向いた。

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