L雄星5失点KO…235日ぶり登板も

 「西武2‐5楽天」(29日、西武ド)

 勝てない。左肩炎症で戦線離脱した昨年8月6日の日本ハム戦以来、235日ぶりの1軍登板を果たした西武先発・菊池が、6回8安打5失点でKOされた。「投げるだけでは喜びはない。勝たないと責任は果たせない」。チームも開幕連敗スタート。左腕はうつむき加減でつぶやいた。

 二人の雄星がいた。初回に先制を許したが、続く二回は三者連続三振。直球の最速は148キロをマークしたが、三回以降はセットポジションでの制球が安定しない。痛打を浴びてズルズルと失点。「三、四回から腕の振りが悪くなった。1勝したい気持ちが強すぎた」と表情を曇らせた。

 「らしくない。(前半で9勝した)昨年の堂々とした投げっぷりがない」。伊原監督も首をかしげた。それでも「次は戻してくれるでしょう」と、左のエースとして15勝を求める菊池に期待を寄せた。

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