広島からＦＡ移籍した巨人・大竹寛投手（３０）が巨人の野手陣に“聞き取り調査”する考えであることが３０日、分かった。打者が「どういうふうに自分を見ているかを聞きたい」と、飛躍の糧にする。

　大竹は今季、巨人戦に２試合に登板し、１勝１敗だったが、「（今季は）坂本や阿部さん、村田さんにも打たれ始めた」と振り返る。坂本には今季４打数４安打、通算打率・３９１と苦手としている。村田と阿部にも・３３３と分が悪い。

　しかし、広島時代の０９年には横浜（現ＤｅＮＡ）から加入した石井琢朗（現広島１軍内野守備走塁コーチ）から同様の“調査”を行い、実戦で生かした経験もある。大竹は「いろんなことを吸収する。自分をしっかり持って話を聞いて、みんなと早く仲良くなりたい」とどん欲な姿勢を見せた。