楽天・田中将大投手（２５）が、２５日に球団と２度目の話し合いをする可能性があることが２３日、わかった。ポスティングシステムに代わる新制度を利用してのメジャー移籍を希望する田中に対して、球団側は回答を保留している。クリスマス会談が実現すれば、その場で方向性が出る可能性もある。

　日本のエースの去就が不透明な中、両者の２度目の接触となる、クリスマス会談が浮上した。田中はこの日、都内で寝具メーカー「西川産業株式会社」のイベントに出席。効果的な睡眠をすることで、その年、大活躍を果たした「ベストネムリスト」として、人気グループ「ＥＸＩＬＥ」のＴＥＴＳＵＹＡとともに表彰を受けた。

　球団関係者によれば、２４日に田中は仙台に戻る。だがその日の会談の可能性は低く、２６日からは再び都内に移動して表彰式が控えている。２７日が球団の仕事納めであるため、現実的に、年内で仙台市内の球団事務所で話し合える日は、２５日のみとなる。

　ポスティングシステムに代わる新制度が正式発表された１７日に、メジャー挑戦の希望を表明し、球団の回答を待っている状況のマー君。交渉を担当する立花球団社長は、依然として答えを保留しているが、次の会談でどちらかの方向性が出る見込みだ。

　イベントで来年の抱負を問われた田中は「来シーズン以降も自分を向上させていくとともに、いいシーズンを送っていけたらと思います」と語った。向上させる場は、日本か、米国か。クリスマスは、日米の野球界が大注目の１日となりそうだ。