谷繁兼任監督ロッカーは“選手を卒業”

 兼任監督とはいえ、ナゴヤドームのロッカールームは選手を“卒業”です‐。中日・谷繁元信兼任監督(42)が4日、夜のナゴヤドームを訪れ、選手ロッカーから監督室への引っ越しを済ませた。

 「これから、ナゴヤドームに行ってロッカーを引っ越ししなきゃいけないんだわ。オレの後を和田が使いたいらしいしね」。谷繁監督がそう告白したのは、この日、山崎武司さんの引退ゴルフコンペに参加中のこと。確かに監督の肩書がついた以上は、選手ロッカーの一角をこれまで通りに陣取るわけにはいかない。

 ただ、今オフは兼任監督という話題性もあって取材が殺到。名球会のハワイ旅行も控えるなど、なかなか時間に余裕がない。

 そこで谷繁監督は、この日のコンペ終了後に夜の引っ越しを済ませることを決意。周囲が真っ暗になった午後6時過ぎにコンペが行われた岐阜県大垣市を出発すると、自慢の愛車を飛ばしてナゴヤドームに向かった。

 コンペの表彰式では乾杯の音頭をとり「山崎さんには、評論家として温かくドラゴンズを見守ってほしい」とあいさつした指揮官。監督としての環境づくりも着々と進んでいる。

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