落合GM改革!11月に主力から契約更改

 中日・落合博満GM(59)が29日、11月5日から主力選手の契約更改を開始させることを明かした。慣例では12月中旬以降に行っていた主力組の契約更改を、前倒しでスタートさせるまさに「オレ流改革第1弾」。落合GMは11月末までに全選手の契約更改を終了させる方針だ。

 「11月から契約更改をやる。ベテラン連中からだ。オーナーから言われている(金銭面での)枠がある以上は給料の高い選手からやる必要がある。谷繁監督も選手としての契約を11月にやるよ」

 落合GMはこう言い切った。日本球界では、11月の秋季キャンプ終了後から若手選手の契約更改がスタート、12月中旬以降に主力選手が続々と“銭闘”に臨むのがいわば慣例だった。しかし、落合GMは8年間の中日監督時代からオフのタイムスケジュールに関して疑問視していた。

 「11月までは、球団が選手を拘束できる期間でしょ。11月に契約更改を済ませれば、12月の日程をお互いに調整する必要もない。選手は12月に自由に過ごせるし、練習したいヤツは気にせずにできるだろ。11月中には全選手、終わらせるよ。この方が、理にかなってるんじゃないかな」

 岩瀬、山本昌、浅尾、和田、荒木ら主力組の秋季キャンプは免除。参加は自主性に任されているとはいえ、契約更改に臨む時間的余裕はある。落合GMは、この期間を最大限に利用。主力組を先にスタートさせ、秋季キャンプ休日や秋季キャンプ終了後に若手組の契約更改を終了させる。有意義な時間を存分に使ってもらうのが狙いだ。落合GMが斬新なアイデアを駆使して、チーム再建に動きだした。

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