延岡学園・横瀬、公式戦初先発で初完封

 「高校野球・準決勝、延岡学園2-0花巻東」(21日、甲子園)

 延岡学園(宮崎)が花巻東(岩手)を2‐0で下し、宮崎県勢初の決勝進出を果たした。公式戦初先発のエース横瀬貴広投手(3年)が散発3安打で完封。打線は六回、2死二塁から浜田晋太朗外野手(3年)と田中祐樹内野手(3年)の連続適時打で援護し、横瀬の好投に応えた。決勝は前橋育英と初優勝をかけて戦う。

 背番号「1」があこがれのマウンドで躍動した。甲子園準決勝で初めて先発を任された延岡学園・横瀬が3安打完封劇。三塁を踏ませない125球に「まさか完封できるとは。まだ実感がわかないけど、とてもうれしい」と顔を紅潮させた。

 先発は朝のミーティングで告げられた。「今日もリリーフだと思っていたので急にドキドキして、球場に入ってからも緊張していました」と告白。一回表、楽しみにしていたまっさらなマウンドに上がると度胸がすわった。応援席の大声援と仲間の声を耳にすると不思議と落ち着けた。

 投手陣の大黒柱だった上米良が宮崎大会直前に負傷離脱した。エースナンバーを与えられたが、立ち上がりに不安があるため救援に回っていた。先発へのこだわりは胸に秘めていたが「1」番の意地はあった。この日は重本浩司監督(31)が試合前から救援準備の指示を出しているのを聞いて奮起した。

 延岡学園の周辺はソメイヨシノが美しく、花見の季節は地域住民の楽しみとなっている。室内練習場は「SAKURAドーム」と命名。2年前には学校の意向で鮮やかなピンク地のユニホームに変更された。当初は恥ずかしがる部員もいたが、横瀬は「自分はピンクが好きなので気に入っています」と胸を張る。

 宮崎県勢として春夏通じて初の決勝に進んだ。「自分たちのやるべきことをやれば勝てる。自分がエースなので、完投して優勝したい」と必勝を誓う横瀬。延学球児が真夏の甲子園に満開のサクラを咲かせる。

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