骨折ドアラ「すんません」バック転なし

 7回裏終了後、スタンドのファンに向かって深々と頭を下げるドアラ
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 トレーニング中に左手中指を骨折し、今季のバック転が絶望的となった中日のマスコット、ドアラが20日、岐阜・長良川球場での広島戦前に緊急記者会見を開いた。会見にはテレビカメラ4台がズラリと並び、報道陣は50人が集まった。

 のっしのっしと重い足取りで登場したドアラの患部は包帯でグルグル巻き。会見の冒頭、数秒にわたって深々と頭を下げた。ただし、その表情からは痛いのか痛くないのかさっぱり分からなかった。

 ここからは筆談で報道陣とのやりとりに。画用紙を左手でめくることはできず、なかなか大変そうだ。まずは「骨折してすんません」と謝罪。続けて「手術きんちょうした。お医者さんに100点って言われてうれしかった」と振り返った。執刀したのが一般の医師なのか、獣医師なのかは不明だ。

 2011年のオフには痔(じ)を患い、手術するなどハプニング続きのドアラ。「全て自分が悪いんです…」と反省の言葉を並べ、「できる事をやるのが自分の力」と前をしっかりと向いた。七回に裏終了後はパフォーマンスはせず、スタンドに向かって頭を下げた。

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