竜・西川「やっと」プロ初星!被安打1
「阪神0-1中日」(31日、甲子園)
2年目、20歳の中日・西川が満員の虎党を黙らせた。プロ10試合目、先発では5試合目の登板でプロ初勝利。7回を投げて1安打無失点と完璧な内容だ。「やっと1勝。ここまで長かったというのが率直な気持ちです」。
七回2死まで打者20人に完全。ストレートの最速は143キロながら、丁寧にコーナーに投げ分ける。21人目の打者・鳥谷に四球、続くマートンに中前打を浴びたが、「いつか打たれるのは当たり前。ストライク先行を心掛けよう」と開き直った。2死一、二塁から新井を二ゴロに斬り、堂々とマウンドを降りた。
「甲子園で初勝利というのは格別な思いがある。母校も出ることを思いながら、強い気持ちで投げました」。7月28日に母校・星稜が夏の甲子園出場を決めた。2学年下の後輩たちが現在の3年生だ。
高校時代の恩師、山下智茂・名誉監督に祝福の電話をすると、「お互いに甲子園で勝とうな」と言われた。「何とか後輩に勢いをつけることができた。母校にも甲子園で勝ってほしいです」と西川。高校時代には縁がなかった甲子園のマウンドで、右腕は光り輝いていた。
