斉藤和巳コーチ号泣退団「悔いしか…」
右肩の故障から復活を目指していたソフトバンクの斉藤和巳リハビリ担当コーチが29日、ヤフオクドームで現役復帰断念を表明し「悔いが残っている。悔いしかない、という感じ」と話した。31日で退団する。
支配下選手登録の期限となる31日が、決断のタイミングと考えていたという。「(1軍の戦力になる)イメージがこの1、2カ月、特に今月に入ってからできなくなっていた」と説明した。
沢村賞に2度輝いた右腕は08年以降、度重なる手術を受け、リハビリを続けていた。昨年も復帰を断念するか悩んだが、周囲に相談して踏みとどまったという。
長かったリハビリ生活は「大きな財産になる」ときっぱり。将来、指導者として期待されるが、今後については「正直、まだ何も頭に浮かんでこない。自分にできることは何かを、考えていきたい」と話すにとどまった。