2025.07.12

【ＰＯＧ】アーモンドアイの２番子プロメサアルムンドは８・３新潟でデビュー予定（美浦発）

　競馬新聞「馬サブロー」が誇るＰＯＧマスター、木村拓人（美浦）と塩手智彦（栗東）がお送りするＰＯＧ情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

　１４、１５日はノーザンホースパークでセレクトセールが行われます。今年の注目はなんといってもイクイノックス産駒でしょうか。その評判は下見を終えた調教師に話を聞いても上々。かなりの高値がつくのではないかと予想されます。毎年、別世界感を味わえるイベントですが、今年もとことん感じさせてくれそうですねぇ。今や億という評価が当たり前になってきていますから、また数億の価値がつく馬が出てくるのでしょう。筆者は今年もそんな空気を味わってきたいと思います。来週はそんなセールのレポートでもお送りできればと思っております。

　先週の福島新馬戦ですが、６日の芝２０００ｍはタイダルロック（牡、武井）が４馬身差の圧勝劇を演じました。手綱を取った大野騎手も「距離は延びても良さそうです」とコメント。今年のダービー馬クロワデュノールの近親ということを考えてても、クラシックディスタンスでの活躍を期待したい馬ですね。まだまだ伸びしろもありそうですし、どんな成長曲線を描くか楽しみです。

　６日の芝１２００ｍはリネンタイリン（牡、南田）が８番人気の低評価を覆しての勝利。強い競馬でしたよね。素晴らしい走りでした。次走はダリア賞（８月９日・新潟、芝１４００ｍ）の予定ですが、新潟２歳Ｓ（８月２４日・新潟、芝１６００ｍ）も視野に入っているとのこと。

　５日の芝１２００ｍはヤマメライズ（牡、田島）が勝利。同条件の日曜新馬戦と比べて、こちらの方が時計は速かったですね。次走はダリア賞とのことなので、もしリネンタイリンと対戦することになれば、同条件を勝った馬の対決も楽しみにしたいところです。

　さて注目の良血馬プロメサアルムンド（牡、国枝、父モーリス、母アーモンドアイ）が９日に帰厩してきました。名牝の２番子ですから、これはどんな走りを見せてくれるか楽しみしかないですね。初戦は８月３日の新潟芝１６００ｍを予定していますので、このまま順調に向かってほしいです。

　同じく血統的に大注目のイクシード（牝、木村、父キタサンブラック、母シャトーブランシュ）はイクイノックスの全妹。こちらは１１日にゲート試験に合格しました。世界的に注目されるような超良血ですからね。今後も順調に成長してほしいです。

　デイリー杯２歳Ｓを勝ったオールパルフェの半妹シェリアドレ（牝、奥村武、父ドレフォン、母クイーングラス）は１９日の福島芝１８００ｍを荻野極で予定。東京の新馬戦で２着だったゾロアストロ（牡、宮田）も美浦に帰厩。２７日の新潟芝１８００ｍの未勝利戦を目標に調整されます。

（馬サブロー美浦支局・木村）