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「ドラえもん展」が大阪天保山で開催中…アーティスト28組が独創競う

作品を前にする森村泰昌氏(C)Fujiko-Pro
 増田セバスチャン氏と作品
 坂本友由氏の作品
3枚

 「あなたのドラえもんを作ってください」。国内外で活躍するアーティスト28組にこんなお願いをし、それぞれのドラえもんへの愛情を表現した展覧会「THE ドラえもん展 OSAKA2019」(大阪文化館・天保山、9月23日まで)がにぎわっている。夏休みだし、子どものための催しだろうと侮ってはいけない。世界的美術家・村上隆氏の作品を筆頭に、大人こそ楽しめると言える。作品を出品している美術家の森村泰昌氏は「会場自体がドラえもんのポケットのよう」と目を輝かせた。

 ドラえもんといえば、やはり四次元ポケットが一番に浮かぶ。「あのポケットがあれば…」と誰もが夢想したことだろう。とりわけ「どこでもドア」だ。これがあれば通勤、通学がどれほど楽になることか。

 森村氏もまた、作品を制作するにあたって「ドラえもんのポケットから出てくるモノを何にしよう」と考え、どこでもドアとタイムマシンを選んだ。アーティストのコイケジュンコ氏にコラボを打診。コイケ氏は“二つ返事”で引き受けたという。

 コイケ氏は本のページを使って衣装を作る作風で人気。コイケ氏がドラえもんの漫画を読み、気に入ったセリフなどがあるページをやぶってシュレッダーにかけて細切れに。その紙片を大量に使って衣装を作った。

 増田セバスチャン氏は「僕はドラえもんと同じ1970年に生まれました。しかも、のび太と誕生日が同じです」と笑わせた。増田氏の作品は、世界中から集めてきたという素材を使ったドラえもんの巨大オブジェ。本来は大仏級の大きさを作りたかったが、「会場に入りませんよ」と主催者側からダメ出しをされ、2メートルの大きさで落ち着いた。

 増田氏は作品に込めた思いについて「現代は子どもたちが夢を描けない時代になった。夢を見ることが大事。子どもたちが夢を描ける世界になってほしい」と語った。

 ほかにも興味深い作品が多数。小谷元彦氏の「救世銅鑼エ門」は鉄や動物の毛を使ってリアルさとファンタジーをほどよくブレンドした仕上がりだ。セクシーな巨大しずかちゃんの絵も目を引く。こちらは画家・坂本友由氏の作品。

 森村氏は「むちゃくちゃ面白い展覧会。ドラえもんはポケットから色んなものが出てくる。この展覧会がドラえもんのポケットのようなもの」と来場を促した。

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