聖地化する茨城 アニメ、あんこう鍋…
神戸と茨城を2010年4月にスカイマークがつなげてから約5年になる。けっこう長い。とは言ってもその後、茨城に行ったことはないし、行ったという人に会ったこともなく、行きたいという人に会ったこともない。「全国都道府県別 魅力度ランキング2015」で最下位に沈む茨城。「いったい何があるねん」。そんなわけで行ってみた。
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これからの季節、茨城と言えば「あんこう鍋」がはずせないとのこと。深海魚のあの、あんこうだ。頭からちょうちんみたいなのをぶら下げてその光に寄ってきた小魚を食う魚。
見た目がグロテスク系であることは論をまたないだろう。関西では食べる習慣はないが、同地では大人気だ。訪れた日は「第19回 あんこう祭」が開催されていた。場所はJR大洗駅付近。昨年は10万人が集まり、今年は11万人が集った。「あんこう鍋」と書いたのぼりが出ている店は軒並み長蛇の列ができていた。
店によって味付けは違うそうで、食べたのはみそ味だった。初あんこうはややクセもあるが白身でうまい。肝臓の「あん肝」もビールのあてにいい感じだった。
2012年にTOKYO MXやテレビ大阪などで放映されたアニメで徐々に人気に火が付いた。ファンからは「ガルパン」と呼ばれ愛されている。映画も公開され大ヒット中だ。
物語は、女子のたしなみの一つである武芸「戦車道」に熱を上げる大洗女子学園の生徒を描いたもの。茨城にある実在の地名や施設がアニメに登場し、ファンにとって「聖地」と化している。
あんこう祭にはガルパンの声優・渕上舞(ふちがみ・まい)ら4人も駆けつけた。土浦市から来た事務員のぐみさん(23)は同アニメの主人公・西住みほのコスプレ姿で祭に参加。あんこう鍋を手に「大好きなんです。おいしい」と笑った。
茨城は映画やドラマのロケ地として盛んだった。県によると昨年だけで550回の撮影が行われた。2002年からだと4365作品のロケ地になっている。自治体によっては撮影本数を公表していないところもあるそうで、「公表しているところではおそらく1番」だという。映画「図書館戦争」では水戸市立西部図書館、茨城県民の森などがロケ地となった。
初めて訪ねた茨城は「興奮の連続」とは言わないが、十分に面白かった。神戸空港から茨城空港まで約75分。次はどこに行こう。
◆アクセス 神戸空港から茨城空港へは1日2便。8時35分神戸発、9時50分茨城着。18時50分神戸発、20時5分茨城着。大人普通運賃で1万5000円。その他設定あり。
