女性による、女性のためのバー~北新地

 「Bar Sasha」のオーナー・和田弘美さん
 ミントジュレップ
2枚

 大阪・北新地に“女性による、女性のための”バーを発見した。「Bar Sasha(さしゃ)」オーナーの和田弘美さん(45)が「女性1人でも気軽に入れるバーを」と13年前にオープンした。バーボンのカクテル「ミントジュレップ」は爽やかで清涼感いっぱい。猛暑を乗り切る切り札となりそうです。

 ◇   ◇

 働く女性は増えたが、女性がふらりと入れるバーは、まだまだ少ない。「待ち合わせの時間調整や、接待が終わって、帰るまでのクールダウンに利用していただくのもいいですよ」と和田さん。

 自身も損保会社のOLだった。クレーム処理や査定業務などが主な仕事で、帰りに1人で一杯飲みたくなることもしばしば。「当時、20年ほど前は女性1人で飲むと浮いてしまって。気軽に入れる店がほんとになかったですね」。

 お酒好きだったこともあり、知人の紹介で京都・祗園のお茶屋「も里多」のホームバーに勤めることに。会社員を辞めてバーテンダーになると両親には言えず、「デザイン事務所に転職した、と嘘をついていました」。

 「も里多」は舞妓(まいこ)や芸妓(げいこ)が客と一緒にお酒を楽しむ場所。6年半勤め、大阪で「Sasha」を開店すると決めたとき、両親を祗園に招待して初めて本当のことを打ち明けた。「そりゃもう2人ともびっくりです。でも、大人として決めたことだし責任を持ってやっていきなさい、と分かってくれました。今では一番の応援団です。特に父は同じ自営業なのでアドバイスをくれたり、たまに飲みに来てくれます」。

 店内は祗園のイメージも漂う和風の雰囲気。スタッフも女性ばかりで、扉を開けてカウンターの向こうに顔が見えると何だかホッ。月20日ペースで通う常連さんもいるそうだ。

 和田さんが「夏にピッタリですよ」と作ってくれたのはバーボンベースの「ミントジュレップ」(1000円、税込み)。シャリシャリのアイスにミントのグリーンが涼しげ。シロップの甘みがほんのり効いて炭酸のシュワシュワ感も。

 米・ケンタッキーダービーのオフィシャルドリンクで有名なカクテル。今まで知らずにいたのが悔しいほどおいしい。まだまだ続く厳しい暑さも、乗り切れそうな1杯だ。

 女性だけでなく、もちろん男性1人でもどうぞ。居心地良すぎて、長居に要注意です

 ★ミントジュレップ メイカーズマークのバーボン45ミリリットル、自家製シロップ15ミリリットル、ミント適量、炭酸適量。

 ◆Bar Sasha 大阪市北区曽根崎新地1の8の8 フォーシーズンズアネックス2F。JR北新地駅から徒歩3分。TEL06・6341・7509。営業17時~翌2時。日祝定休。8月15日休み。チャージ1人1000円。サンドイッチと乾きものの突き出しが好評。

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