福島に甘~い“走るカフェ”がデビュー

 「フルーティア」1号車。車両全体に広がるカウンターが優雅な列車の旅を演出する 
 イチゴたっぷりのタルト
2枚

 りんご、梨、桃、イチゴ、ぶどう…。“フルーツ王国”福島に、とっても甘~い列車がデビューするという情報を入手した。車両全体に広がるカウンターや、落ち着いた革張りシートなどなど斬新なデザインが自慢の「フルーティアふくしま」。JR東日本自慢の“走るカフェ”に鉄っ子記者が潜入した。

 ◇   ◇

 「フルーツ」と「ティー」を組み合わせて名付けられた「フルーティアふくしま」。会津塗をイメージした赤と黒を身にまとったシックな外装だ。

 「近郊型の719系電車を“走るカフェ”に仕立てるのに苦労しました」と語るのは、設計を担当したJR東日本・運輸車両部の菊地隆寛さん。1号車に入ると、車内全体に広がる長さ約10メートルの大きなカウンターに度肝を抜かれた。ピアノブラックの人工大理石でピカピカだ。

 一両まるまるカウンタースペースの車両は記憶がない。思い切った設計に「これが『フルーティア』の一番のこだわりです。結構お金かかってるんで 〓(2198)〓(2196) すよ」と菊地さんも控えめな“どや顔”で笑った。

 1号車の車両形式は「クシ718-701」と備食設備を持つ車両を表す「シ」の記号が使われている。「シャレの意味もあるんですが…」と菊地さん。隠れたアピールポイントだ。

 2号車には2人、4人がけの革張りのボックスシートが並ぶ。明治・大正時代をイメージしたという車内は落ち着いた雰囲気で定員も36人とゆったりしている。

 やがてメイド風の制服を着た女性アテンダントが1号車からケーキを運んできた。地元の人気店がプロデュースした福島産のイチゴ「さちのか」がたっぷり入ったタルトは見た目も鮮やかで食べ応えがある。その他にもショートケーキやコーヒーなどがつき、郡山から会津若松間約80分の道中はお腹いっぱいになること確実だ。 

 車窓に映える磐梯山を眺めながら福島のスイーツを堪能しながら会津若松へ-。鶴ケ城の桜は今が見ごろ。元気で甘くて美味しい福島へ「フルーティア」が待っています。

 ★メ モ 

 ◆運転区間 郡山~会津若松を1日2往復。

 ◆運転日 4月25日~6月までの土日祝日。(7月以降の運転日は決まり次第JR東日本のホームページで反映)

 ◆料金 定員36人で全座席をスイーツセット付きの「びゅう旅行商品」として発売。きっぷのみの発売はなし。2人より申し込み可能で、郡山~会津若松間4200(こども3600)円。ただし5月2~6日は4600(同3800)円になる。

 ◆スイーツセット オリジナルスイーツ2品、ホットコーヒー1杯、フルーツジュース1本、おかわり自由のアイスコーヒー、アイスティー(料金に含まれる)。その他1号車ではオリジナルグッズなどを販売(別途料金が必要)。

 ◆予約・問い合わせ びゅう予約センター・TEL0570・04・8928、携帯からは03・3843・2001。※郡山までは、東京から東北新幹線で約80分。

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