阪神・ドラ5的場 3安打無四球9K完封 3回KOから中1日「しっかり修正できた」神宮大会出場へ天理大王手

 「関西地区大学野球選手権・敗者復活準決勝、天理大3-0関学大」(2日、GOSANDO南港野球場)

 敗者復活準決勝1試合が行われ、阪神からドラフト5位指名を受けた的場吏玖投手(21)=天理大=が3安打9奪三振の完封で、明治神宮大会出場に王手をかけた。3回4失点した前回登板から中1日で見事に修正し“虎初完封”。2024年以来2年ぶり4度目の神宮へ、3日に神戸医療未来大との決勝に臨む。

 降りしきる雨にも揺らぐことはなかった。的場はキレのある投球でひょうひょうとアウトを積み重ねていった。

 「1戦目は調子が悪くて、今日こういうピッチングができたのでうれしく思う」

 初回を二ゴロと2者連続空振り三振で立ち上がると、四回2死まで完全投球。そこから2連打を浴びるも、得点は許さなかった。中盤以降も雨は降り続いたが「(影響は)特にはなかった」と淡々。五回から八回は再び完全投球。九回は先頭打者に安打を許したが、2者連続空振り三振、左飛で試合を締めくくった。

 ドラフト指名後、初登板となった10月31日の神戸医療未来大戦では3回7安打4失点KO。「体の開きが早く、(変化球の)曲がりが早かった」と課題が見つかった。

 1日の仏教大戦ではブルペン待機も出番はなかったが、フォーム改善に着手。この日はカットボール、フォークボールのキレ味、直球の走りも抜群で9個の三振を奪った。制球力も高く無四死球で、カウントが3ボールとなったのも2度だけ。「(変化球を)狙って投げることができた。しっかり修正できたので良かった」とうなずき、指名後初完封には「とても(気持ちが)楽になりました」と笑顔を見せた。

 三幣寛志監督もエースの好投を「さすが。4回生の経験値と修正力がすごかった」とたたえた。神宮大会出場がかかる神戸医療未来大戦には総力戦で臨む。112球を投げた的場も「準備はしっかりしておく」と気を引き締め、「2年生の秋、(神宮大会)準決勝でサヨナラ負けした。その悔しさがあるので今回、神宮に出て優勝したい」と闘志を燃やした。初戦で敗れた相手にリベンジを果たし、神宮切符をつかむ。

 ◆的場 吏玖(まとば・りく)2004年11月23日生まれ、21歳。大阪府出身。右投げ右打ち。投手。186センチ、81キロ。大阪電通大高、天理大から26年度ドラフト5位で阪神から指名を受ける。小学2年で野球を始め、ポジションは捕手だった。ジュニアセブンに所属していた中学3年時に投手に転向。天理大では1年春から登板。趣味はゴルフ。家族は両親と兄2人。

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