阪神が佐藤輝明のポスティングシステムでの米大リーグへの移籍を容認 嶌村本部長「球団にとっても、非常に重く、かなり難しい決断であった」 佐藤輝には「6年で3度の優勝に貢献した」と感謝
阪神は19日、佐藤輝明内野手のポスティングシステムによる米大リーグへの移籍を容認したと発表した。11月1日から申請手続きが始まり、今後は「日米間選手契約に関する協定」にのっとり、申請の手続きを進める。期限は12月15日が締め切りとなっている。
この日、嶌村本部長が会見を開き、「阪神タイガースは当球団所属・佐藤輝明選手がかねてから希望しておりました、来シーズンからのMLBへの挑戦を後押しすることといたしました。つまり球団が、今オフのポスティング移籍を容認することといたしました」と発表した。
佐藤輝は24年のオフに球団へメジャー挑戦の思いを伝えた。海外FA権の取得は最短でも30歳になる29年。早期の挑戦にはポスティングシステムの利用が必要不可欠だった。昨オフは年俸と同システムの利用について、佐藤輝の代理人と球団が話し合い。交渉は長期化し、1月30日に12球団最後の契約更改となった。
嶌村本部長は「この決断は球団にとっても、非常に重く、かなり難しい決断であった」と説明。ただ、決断理由については「周りで支えていただいている皆様方に後押ししてもらえる状況、環境になったかどうか、これがポイント」と示し、総合的な判断で「佐藤輝明くんの挑戦を後押しし、彼の新たなキャリアを築くために必要な決断をさせていただいた」と話した。
今季は打率・306、39本塁打、106打点で史上9人目の三冠王に輝き、結果で示した。シーズン中にはMLB球団の幹部クラスが視察に訪れるなど、海の向こうでも注目選手の一人。球団の連覇にも大きく貢献し、名実ともにNPB屈指の強打者になった。
嶌村本部長にとっては近大時代から注目していた存在。大学3年時には鳴尾浜球場での交流戦で左中間に二塁打を放ち、その姿は今でも記憶に残っているという。「私の中では鳴尾浜の交流戦から始まっていました。本当に素晴らしい選手に、三冠王ですから。これすごいですよ。6年で3度の優勝に貢献したということ、それを踏まえても彼が来てくれて本当に良かった」と感謝した。
