阪神・今朝丸 15日・中日戦でプロ初先発へ 9連戦で高卒2年目右腕に白羽の矢「落ち着いて入れそうな予感」

 阪神の今朝丸裕喜投手(20)が15日の中日戦(バンテリン)でプロ初先発することが有力になったと13日、分かった。チームは14日から始まる9連戦に向け、ローテを再編。その中で、プロ初勝利を目指す高卒2年目右腕に白羽の矢が立ったとみられる。この日はSGLで行われた投手指名練習に参加し、好投を誓った。

 午前10時から気温31度と、酷暑のSGLで黙々と体を動かした。いよいよ迎えるプロ初先発。今朝丸は期待に胸を膨らませながらも冷静に語った。

 「任されたところはしっかり自分のピッチングができるようにっていうところは、いつも心がけています」

 6月19日に出場選手登録され、約1カ月間、中継ぎとして1軍に帯同してきた。この期間を振り返り、「自信にはもちろんつながっています」と笑顔を見せた。続けて「いろいろ勉強になって自分のものにできているんじゃないかと思います」と自信をのぞかせる。他の先輩投手らと過ごす中で、2軍とは違う先発、中継ぎの調整方法を観察できたことが大きな収穫となった。

 ここまでリリーフとして2試合に登板。プロ初登板となった3日の広島戦(甲子園)ではロングリリーフを任され、3回2安打無失点と好投した。「自分の投球ができた。まずはどんどん攻めていくっていうところで、結果バッターを抑えられた」と手応えをにじませる。その試合後には藤川監督も「素晴らしかった、行けるところまで突っ走っていけばいいんじゃないかと。立派なもんですね」と堂々とした投球に感嘆の声を漏らしたほどだった。

 プロ2度目の登板となった9日の巨人戦(東京ド)では、1回2安打1失点。「前の登板よりは良くなかったですけど、自分の気持ちを出せたことはよかったかなと思います。良い経験をさせてもらった」。プロ初失点を喫したものの、全てが貴重な経験となっている。試合の中で、実際に気付きもあった。「全然バッターの力が(2軍と)違うなっていうのは投げて感じました」。夢のマウンドは右腕を強くさせるきっかけになった。中継ぎ登板を経て、また一つ成長した。

 この日の投手指名練習では、先発投手陣とともに、キャッチボールや投内連係などで調整した。バンテリンドームはまだ登板経験のない場所。初舞台で好投し、9連戦のチームを勢いづかせる投球を披露したい。「状態としては悪くないです。落ち着いて入れそうな予感はあります」。まっさらなマウンドで躍動し、セ界に衝撃を与える。

〈阪神近年の主な高卒入団投手初先発〉

 秋山 拓巳=10年8月21日巨人戦(東京ド)1年目の初登板で先発。二回に長野、坂本に適時打され、六回には脇谷に2点三塁打され計4失点。敗戦投手となった。

 藤浪晋太郎=13年3月31日ヤクルト戦(神宮)高卒新人ながら異例の開幕カード第3戦でデビューした。初回に畠山のタイムリー、六回には雄平にソロ本塁打を浴び、黒星スタート。

 才木 浩人=18年5月20日中日戦(ナゴヤドーム)プロ通算4試合目、2年目にして初先発を果たした。初回に3点、2回にも1点を失う苦しい立ち上がり。5回を12安打5失点と

苦しい投球だった。

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