阪神・佐藤輝「久々」16号 65打席ぶり弾「しっかりと準備することだけはやっていた」「その後が大事になってくる」

 「広島3-12阪神」(28日、マツダスタジアム)

 打った瞬間、スタンドインを確信した阪神・佐藤輝明内野手は、ホッとした表情で歩き出した。悲鳴と歓声が響く球場で、ゆっくりとダイヤモンドを一周。余韻に浸るように至福の時間を過ごした。16試合、65打席ぶりの16号は、先発・高橋を援護する同点ソロ。4番の仕事だった。

 「久しぶりだったので、良かったです」。勝利に沸く試合後、佐藤輝は静かに口を開いた。1点を追う六回だった。無傷の連勝街道を走る高橋が、リードを許す展開で中盤を迎えた。先頭で打席に立ち、初球。岡本のツーシームを狙った。

 スタンド中段に突き刺さった打球は、飛距離121・3メートル、打球速度172・7キロの豪快弾だった。ただ、本塁打が出てない期間でも、23日のヤクルト戦まで10試合連続安打。「毎日、しっかりと準備することだけはやっていたので、打てて良かったです」と、信念を貫きトンネルを脱した。

 九回1死三塁では再び初球を打ち、左越えの適時二塁打でダメ押し点。4番のバットで大勝を生んだ。「今日、打てたことも良かったですけど、その後が大事になってくる。次もまた頑張りたいです」と佐藤輝。本拠地6連戦を静かに見据えた。

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