阪神・下村 収穫の3失点 2度目先発で最長5回 立ち上がり4連打浴びるも平田2軍監督「良い勉強になった」

 「ファーム・西地区、ソフトバンク4-6阪神」(12日、タマホームスタジアム筑後)

 まだ明るい筑後の空に放たれた放物線を、悔しそうに見つめた。プロ2度目の先発となった阪神・下村はプロ最長となる5回を投げ、5安打3失点。序盤に捕まったが、後半は修正力を示した。

 試練は初回に訪れた。1死からダウンズに左中間への長打を許した。ここは走塁死としたが、その後は連打で2死一、三塁。続けざまに秋広に自慢の直球を打ち砕かれ、右翼の防球ネットへ突き刺さる3ランを浴びた。4連打で立ち上がりをたたかれた。

 だが、その後は持ち味を発揮。変化球を駆使し、二回から四回を無安打に抑えた。前回登板から投球回が伸びても、カットボールや球威抜群の直球を押し込んでいくスタイルは健在。相手打線を翻弄(ほんろう)した。平田2軍監督は「一発打たれたのは立ち上がりの良い勉強になったと思う。二回から立て直してきてるところもさすが」と修正力に太鼓判を押した。

 さらに打撃では三回にプロ初打席を経験。三塁へゴロを放つと三塁手の悪送球で出塁した。

 前回、プロ初先発となった5日のファーム・オリックス戦(SGL)は3回無安打無失点の快投。翌6日に藤川監督が「次はゲームで75球から90球ですね」と話していた通り中6日で73球のマウンドとなった。順調にステップを踏んだことは間違いない。課題と収穫の入り交じる登板を経て、さらなる成長を遂げる。

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