【藤田平氏の眼】栗林の投球は阪神打線を抑える見本 「速球に強いが、球種が多い投手に苦戦する傾向」
「阪神0-2広島」(15日、甲子園球場)
阪神は打線が奮わず2連敗。今季39試合目にして初の零封負けを喫した。デイリースポーツ評論家・藤田平氏(78)は広島先発の栗林良吏投手(29)の投球について「阪神打線を抑える見本」と分析した。
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栗林の投球は良かったが、敗因は阪神打線が変化球を打てなかったことにある。カーブ、フォーク、カットボールと多彩な球種があり、コントロールもいい。抑えとして1イニングで勝負してきた投手だから打者を見ながら投げられるし、四球はないと思って打席に立たないといけない。
1打席で打てる球は1球ぐらい。「1球勝負」の気持ちで甘い球は積極的に打っていかないといけなかったが、早いカウントでストライクを見逃し、ボール球を振らされる場面が目立った。タイミングも外され、九回の佐藤輝の中飛も泳がされていた。
栗林の投球は他球団にとって、阪神打線を抑える見本になった。阪神打線は速球に強いが、巨人の田中将、則本ら球種が多い投手に苦戦する傾向があった。今後は他の投手も配球が変わり、フォークなど変化球を多投して攻めてくるだろう。
ただ、その攻めに慣れてくると、変化球も打てるようになる。すると、今度は速球中心の配球になる。143試合のペナントレースはそれの繰り返し。今後も栗林と対戦はあるだろう。対戦を重ねていく中で、各打者には対応力が求められる。
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