阪神・嶋村プロ初本塁打の原点 「完全にニートでした」大学進学も中退、夢諦めきれず四国ILp・高知を経てプロの世界へ
「ヤクルト0-10阪神」(12日、神宮球場)
今季開幕前に支配下登録された阪神の嶋村麟士朗捕手がプロ初本塁打を放った。2-0の七回2死一塁、西勇の代打で登場し152キロを左翼席へ。四国ILp高知から2024年度育成ドラフト2位入団。大学中退の苦い経験も人一倍強い野球愛で大舞台に躍り出た。
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うれしいプロ初本塁打を放った嶋村。2年目の今季、めざましい活躍を見せているが、今の姿からは考えられない時期があった。
高知商を卒業後、「プロ野球選手になるため」と、故郷を離れ大学に進学。ただ、環境になじめず約3カ月で中退した。そこからは「完全にニートでした」と実家に帰り引きこもった。野球への情熱は消えていなかったが、自動車免許を取得するため、その間は野球から距離を置いた。
晴れて、欲しかった自動車免許を取得。もう一度プロを目指すと決めた。紹介もあり、地元の四国ILp・高知に入団。野球の世界に戻ってきた。嶋村本人も「本当に運がよかったです」と当時を振り返る。
少し浮き沈みがあるようにも思えるが、野球愛は人一倍強い。今でも甲子園での試合後は、室内練習場で打ち込んでから寮に帰る。自室でも野球の動画を視聴。日頃つけているノートを見返し、復習もしている。「野球大好きですよ」。原点はその言葉に詰まっている。(デイリースポーツ阪神担当・滋野航太)
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