阪神・木浪 出場4試合で10の7 今季初6番で貴重2点打&初猛打ショー 課題の打順で起用応えた

 「阪神4-3DeNA」(2日、京セラドーム大阪)

 大歓声の中、阪神・木浪が力強く拳を突き上げた。初回、1点を先制し、なおも2死二、三塁の好機。追い込まれてから4球ファウルで粘ると、最後は竹田の変化球に食らいつき、三遊間を破る2点適時打を放った。

 「粘れたことがよかった。なんとか食らいついていった結果」

 これで終わらない。三回も追い込まれてからの左前打。六回は初球をたたいて中前打を放ち、今季初の猛打賞とした。3安打は昨年4月4日以来。出場4試合連続安打で10打数7安打4打点。打率・700に達した。「打席の中ではシンプルにしっかり振ることだけを考えている。そこまでの過程を大事にしている」と好調の要因を語った。

 この日は今季初の6番起用。クリーンアップの後ろで、自然とチャンスで打席が回ってくる大事なポジションだ。ただ、「行けと言われたところで結果を残すだけ。打順どうこうは、あまり考えていなかった」と意識はせずに臨めていた。昨季は先発した「6番」が打率・198。今季も中川と高寺が担ってきたが低調だった中で、木浪が起用に応えた。

 巻き返しのシーズンだ。昨季は72試合の出場にとどまり、打率・193と低迷。今年の春季キャンプは、具志川でスタートさせた。それでもやることは変わらない。グラウンドには、元気な木浪の声が響いた。全体メニュー以外でも朝から黙々とバットを振り、サブグラウンドでひたすらノックを受けた。「周りを見てる暇はない。自分のことしか考えていないので」。その言葉からも覚悟が伝わってきた。

 オープン戦では打率・333とアピール。開幕スタメンこそ逃したが、今季初出場だった3月29日の巨人戦(東京ド)で代打で決勝適時打。31日から遊撃のスタメンに返り咲き、結果を残し続けている。「やってきたことは間違っていない」とうなずいた。

 チームのカード勝ち越しに、大きく貢献も「まだまだここから。次に向けてやるだけ」と表情を引き締めた木浪。一度つかんだチャンスは、もう絶対に手放さない。

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