阪神・中川 OP戦“三冠王”射程圏 開幕左翼奪う残り3戦「いつも通りシンプルに」
阪神の中川勇斗捕手(22)が19日、甲子園球場の室内練習場で行われた全体練習に参加。ここまでオープン戦ではハイレベルな数字を残し“三冠王”を射程圏内に捉える中、あえて「無欲」を強調。持ち前のフルスイングを武器に、気負わず自然体で打席に向かい、開幕左翼の座を確かなものとする。
高校球児たちが聖地で熱戦を演じる裏で、室内練習場では中川のすさまじい打球音が響く。球春到来の前哨戦とも言えるオープン戦。この舞台で打者として最高の栄誉でもある“三冠王”に、血気盛んな若虎が近づいていた。
「いつも通りシンプルに行きます」
ここまで全12試合に出場。打率は・361で3位、本塁打はトップに1本差の2本塁打で7位タイ、トップに5打点差の7打点は6位タイと打撃三冠を狙える位置に付けている。長打率は・556でこちらはトップの数字。仮にオープン戦首位打者となれば、球団では20年の大山以来となる。 だが、そういったここまでの結果にも「何も別に欲しくないです。シーズンの方が大事なので。シーズンのためにって感じです」と淡々。あえて無欲で打席に向かう。
好結果には理由があった。「0-0で六回裏で先頭だったら絶対に(塁に)出たいじゃないですか。それに徹した」。昨年はチームバッティングを意識するあまり打撃が小さくなっていた。
そんなとき和田ヘッドコーチから“金言”を授かった。「秋のキャンプくらいに『もう1回振れるように』と言われて」。打球に鋭さが増し、フルスイングが戻ってきた。結果には無欲に。内容には貪欲に。それが今の中川のスタイルだ。
ここまでの経過は順調そのもの。直近10試合連続で中軸を任され、首脳陣の期待に応え続けている。高寺らも懸命なアピールを続けるが、開幕左翼はほぼ手中に収めたと言っても過言ではない。
いよいよ球春到来の足音が近づいてきた。20日からはオリックスとの最後の3連戦(京セラ)が待ち受ける。ここで“三冠王”の条件を満たせばこれ以上ないアピールとなる。「あんまり考えすぎず自然体に行くのが一番良いですね」。中川らしいフルスイングで前哨戦を最高の形で締めくくる。
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