阪神・中野“キャムタク”コンビ結成へ 新助っ人ディベイニーと二遊間連携「プレースタイル把握したい」

 “キャム・タク”が虎を守る。阪神の中野拓夢内野手(29)が17日(日本時間18日)、新加入の正遊撃手候補、キャム・ディベイニー内野手(28)=前パイレーツ=と沖縄キャンプで積極的にコミュニケーションを図る考えを明かした。二遊間は守備の要を担うセンターラインの中核。新助っ人選手だけに、より「うまく取らないと連携できない」と対話を大事にする。華麗なるコンビプレーで2年連続、12球団最少の失策数を守り抜く。

 ロングバケーション中のハワイで、中野は早くも来季に目を向けた。プロツアーもある最新の豪華メンバーコース、ホアカレイカントリークラブで球団主催のゴルフコンペに参加。南国の風に1年間の癒やしを受けながら、心と頭はリーグ連覇に向けフル回転させる。

 「自分もまだ安心できるような立場ではない。他の人を気にするというよりは、まずは自分のやるべきことをやりたい」

 積み上げた実績でつかんだレギュラーの座。それでもプライドを誇ることなく、謙虚に自分の現在地を見つめた。その上で新加入するキャム・ディベイニーに言及する。今季は木浪、熊谷、小幡らの併用で固定しきれなかった正遊撃手候補。新しい相棒になる可能性も高く、すでに映像などでプレーもチェックしている。

 中野は過去にもノイジー、ミエセス、デュプランティエらと距離を縮める能力が高かった。新助っ人との関係性も「コミュニケーションの取り方というのは、ある程度分かっていますから」と問題なしを強調。「その辺をうまくやらないと連携も取れない」と、キャンプから積極的に対話を深めていく考えを明かす。

 今季は12球団最少の57失策。より高みを目指すだけではなく細部にも目を向ける。「会話ができない分、練習でどういうプレースタイルなのかを把握したい。併殺の中で一番多く関わるのは二遊間。連携の大事さがあると思っています」。キャム・ディベイニーと中野拓夢の“キャム・タク”コンビ。「キムタクさんみたい」と笑いながら、「自由に呼んでくれたら」と新愛称も歓迎する。

 到着初日、2日目の球団行事を終え、3日目からは家族との休日を楽しむ。ガーリックシュリンプの有名店を予約し、ダイヤモンドヘッド登頂のプランもある。「チーム一丸となって連覇して、もっといい形で来られるようにしたい」と中野。ファンに届ける最高のギフトは球団史上初のリーグ連覇、そして日本一奪回。キャンプから固い絆を築き上げ、虎のキャム・タクがHEROになる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス