阪神 藤川球児監督があえて個人名を出して評価した左腕「成長するのかなというのは感じた」力でDeNA打線を封じる「違う姿を見てもらえた」
「DeNA2-2阪神」(23日、横浜スタジアム)
阪神の藤川球児監督は試合後、延長十二回のピンチを切り抜けたドラフト1位・伊原陵人投手を絶賛。「少しずつ成長するのかなというのは一つ感じましたね」と目を細めた。
前回登板となった20日のDeNA戦(甲子園)でオースティンに致命的な2ランを被弾したルーキー左腕。その際に指揮官は「かわそうとしても、もうかわせる時期じゃない。かわす技より強さ。新人だから通りかかっていることだし、うまさの時期は過ぎているので、これからは強さを身につけることが必要になる」とゲキを飛ばしていた。
この日は同点の延長十二回から登板。先頭の蝦名に中前打を浴び、続く桑原に犠打で得点圏へ勧められた。ここから伊原は佐野に対してゾーンで勝負に挑み、最後は内角直球でねじ伏せた。続く三森はキレのあるストレートで勝負を挑み、四球で歩かせてしまったが、最後は山本を低めのストレートで遊ゴロに仕留めスコアボードにゼロを刻んだ。
かわそうという投球ではなく、力で相手に挑み、ねじ伏せた伊原。普段、藤川監督が個別の名前をあげて評価するのは珍しいが「個人名で言うと、伊原は違う姿をファンの方も含めて、チームメートも含めて見てもらえたかな」と評した。
試合後には横浜スタジアム最終戦ということで左翼席へあいさつ。「一番大きいのは球場でのファンの方の声援。選手たちに対する応援は本当に励みになりますから。本当に励みになります」と語っていた。
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