阪神・前川 復調見えた4安打固め打ち 平田2軍監督「やっとヒットコースに飛ぶようになってきた」

 「ウエスタン、ソフトバンク4-8阪神」(20日、タマホームスタジアム筑後)

 不調に苦しんだ期待の若虎に復調の兆しが見えてきた。阪神・前川右京外野手が4安打2打点。9月は25打数1安打と苦しんでいたが、固め打ちで4度もHランプをともした。

 まずは二回先頭。右腕・岩崎の直球を右前へ運んだ。2点リードの三回2死一塁では右中間を破る適時二塁打。六回も1死から右前打で出塁し、3安打をマークした。

 ただ守備では同点の六回2死二塁から左翼への飛球を落球。一時勝ち越しを許し、痛恨の表情を見せた。それでも平田2軍監督が「取り返そうという姿勢が見えた」と話したのは第5打席目だった。

 延長十回タイブレーク。2死満塁と勝ち越しの場面。前川の打球は高くバウンドするボテボテの遊撃へのゴロ。全力疾走が実って内野安打となり、決勝点をたたき出した。

 指揮官もかねて「前川の調子を上げさせなあかん」と話していただけに、復調はポストシーズンを戦うチームにとって急務だった。「やっとヒットコースに飛ぶようになってきた。最後の内野安打。あれが出てくるといい」と指揮官は執念をたたえた。

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