阪神・門別 ファーム交流戦で5回0封9K 再昇格へ降格後初登板「やりたいことは結構できた」

 「ファーム交流戦、日本海L・富山0-11阪神」(11日、富山市民球場アルペンスタジアム)

 再昇格に向け、力強く腕を振った。2軍降格後、実戦初登板となった阪神・門別啓人投手は5回4安打無失点の好投を見せた。

 初回は先頭から連打を許して無死一、二塁といきなりピンチを背負った。それでも2者連続で空振り三振に仕留めると、根本に対してはカウント3-2からこの日最速となる146キロの直球で空を切らせ、ピンチを脱した。

 五回は2死一、三塁をしのいで降板。終わってみれば9奪三振。独立リーグの打者が相手だったとはいえ、「(三振を)取りに行ってしっかり取れたので良かったです」と手応えを口にした。

 前回登板は4日の日本ハム戦(エスコン)で4回8安打4失点と精彩を欠いた。2軍再調整となり、「できること全てやりたい」と意気込んで迎えた初実戦だった。

 「やりたいことは結構できた。球数もしっかり意識して投げられた。次はプロ相手でも変わらず、相手とか関係なく同じことができるように」。1軍再昇格へ着実に課題をクリアしていく。

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