「ヤクルト１－５阪神」（１５日、坊っちゃんスタジアム）

　愛媛の虎党に会心の白星を届けた。才木の快投に、森下、佐藤輝らがバットで応える。阪神・藤川球児監督は若手の躍動に「非常にいいリズムで野球ができたし、坊っちゃんスタジアムでうちの坊っちゃんたちが頑張ってくれました」と笑った。

　１９年以来６年ぶりとなる同球場での開催。宿舎では名物のタコ飯が振る舞われ、ナインはご当地の味で英気を養った。四国ＩＬｐ高知時代に同球場でプレー経験のある指揮官は「自分の中ではゆかりのある球場」と懐かしむ。さらに阪神の初代監督の森茂雄氏は松山市出身と虎との縁も深い。

　指揮官は「先人たちの思いをつなぐ、というのを分かってやらせていただいてますから。今後もその思いを背負って頑張っていきたい」と決意を新たにした。一方で「ホテル近隣のファンは減っている気がする」とも憂い「こうやって地方開催は続けていきたい」と野球振興に意欲を燃やした。