「オープン戦、中日６－９阪神」（２３日、Ａｇｒｅスタジアム北谷）

　まさかの場外弾に北谷が騒然となった。初回。阪神・才木は安打と四球でピンチを広げ、新助っ人・ボスラーに右越えの特大３ランを浴びた。いきなり３失点。それでも試合後はケロリとしていた。

　「あれはいい球ですよ。初めての対戦で、インコースが好きと聞いていた。めっちゃ飛んでいったんで。シーズン前に（インコースが）好きだと分かった。まあまあ良かったんじゃないですか」

　シーズン前に予習を終え、収穫を強調した。一方で課題も受け止める。続く二回も岡林に左翼線へ適時二塁打を浴びるなど、今年初登板は２回４安打４失点。「打たれる前の四球とか、投げミスがあった。真っすぐでファウルを取りたかったけどヒットになっているので、しっかり修正したい」と次回を見据えた。

　藤川監督は「初登板なので気に留めることはない。しっかり（状態を）上げてくるし、大丈夫だと思います」と信頼不変を強調。今季もローテの軸と期待される昨季の勝ち頭。課題を消化し、状態を上げていく。