阪神・木浪 豪快チーム1号 新フォーム手応え 木浪ファン鏡優翔「最高でした!!」

 「練習試合、阪神6-0楽天」(15日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)

 今季初の対外試合で、阪神・木浪聖也内野手(30)がチーム1号となる豪快弾を放った。二回、右翼スタンドにソロ本塁打。「完全プライベート」の五輪メダリストが熱視線を送る中、再起に懸ける男が固まってきた新フォームで結果を残した。

 試合後の木浪に歩み寄ったのは、レスリング女子76キロ級の鏡優翔(23)だ。大虎党を公言するパリ五輪の金メダリスト。「最高でした!!」と感激した様子で、私有の携帯電話で記念写真を撮った。「大前提で木浪選手が大好きです」-熱烈ラブコールに結果で応えた。

 二回無死。遊撃を争う小幡も三塁ベンチで見つめる中、「振ると決めていた」と2ボールから3球目を狙った。見送ればボール球。高めに浮いた146キロに力負けすることなく、伸びた打球は右翼フェンスを越えた。構えでバットを立てる新フォームにも手応えが残る。

 昨季は左肩甲骨骨折の影響もあり、打率・215と不振を極めた。遊撃は小幡や高寺、山田ら若手もポジションを狙う激戦区。一歩リードする木浪に慢心はない。「思い?もちろんある。最初の試合でインパクトを残せたので、しっかり継続したいです」。熱い声援を励みに、まだ譲るつもりはない。

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