阪神・岡田監督 手堅い一手で悪夢払拭「奮起まではいかんなあ。明日もう1試合やな」 今季9度目完封&甲子園デー7戦全勝

 「阪神3-0巨人」(25日、甲子園球場)

 悪夢を一夜で払拭した。ノーヒットノーランで敗れた翌日の快勝劇。前夜の試合後、阪神・岡田彰布監督は「野手がどんなバッティングするかよ。バッターがどんだけ奮起するかやろうな」と発奮を促していた。指揮官の檄(げき)に応えるかのように打線は8安打3得点。それでも「まあ、奮起まではいかんなあ。明日もう1試合やな。明日点取ったら、奮起って言えるなあ」と“合格点”は与えなかった。

 2点リードの五回には1死から近本が内野安打で出塁すると、続く中野に犠打を命じた。中盤での手堅い一手。2死二塁から森下の適時打で加点すると、終盤は盤石の継投で今季9度目の完封勝利に導き、甲子園デーゲーム7戦全勝とした。

 岡田監督にとって“ノーノー”は06年以来2度目の屈辱だったが、当時も翌日に“完封返し”で勝利し、破竹の9連勝につながった。報道陣から吉兆データについて水を向けられると「そら覚えてない。完封勝ちしてんの。何点取ったん」と問い返し、2-0だったことを聞くと「(3-0の)今年の方がええやん」とニヤリ。18年前の再現を期待させるかのように、上機嫌で会見場を後にした。

 ◆ノーノー翌試合9勝3敗 阪神が相手球団にノーヒットノーランされた試合の翌試合はこの日で9勝3敗。プロ野球初のノーヒットノーランでもあった1936年9月25日・巨人戦は沢村栄治に記録されたものの、阪神は翌試合から1分けを挟んで6連勝。第1次岡田政権の06年9月16日・中日戦(相手先発投手は山本昌)では翌試合から9連勝を飾っている。

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