阪神・近本 速攻二盗で先制劇お膳立て、セ単独トップ5盗塁 ドロー決めたスライディングキャッチ

 「広島2-2阪神」(1日、マツダスタジアム)

 猛虎が誇るリードオフマンらしく、プレーボール直後に電光石火で先制劇をお膳立てした。阪神・近本が初回、大瀬良の初球145キロ直球を右前にはじき返して出塁すると、1死からリーグ単独トップとなる今季5個目の盗塁をマーク。「なかなかスタート切れないので、勇気だけだと思ってるので」と快足を生かしてチャンスメークすると、4番の一撃で先制のホームを踏んだ。

 守備では延長十二回2死二塁。中前に落ちそうな坂倉の打球をスライディングで好捕して、ゲームセットを迎えた。ドローを決定づけたビッグプレーに「バットの先で、カーブで、(打球が)ああいう変化になると思ってなかったので、自分でもビックリしてます」。走攻守でらしさを発揮して、チームに黒星をつけることはなかった。

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