阪神 岩崎&ゲラ 変幻自在の起用法 ダブルストッパー真骨頂 ハマった竜倒リレー

 「中日1-2阪神」(14日、バンテリンドーム)

 阪神は変幻自在のダブルストッパーが1点差を守り抜いた。大島、高橋周の左打者が控える八回。116球と力投した先発・才木の後を継いだのはハビー・ゲラ投手ではなく岩崎優投手だった。

 先頭の代打・カリステに粘られながらも8球で遊ゴロに仕留めた。続く大島は二直。田中にはチェンジアップを左翼線に運ばれ二塁打とされたが、高橋周をスライダーで中飛に打ち取った。右打者に安打を許したが左打者はきっちり抑え込み「よかったです。次も頑張ります」と汗を拭った。

 ゲラは中田、細川と右の強打者から始まる九回に満を持して登場した。中田にはカウント2-1から153キロの直球で中飛に。「ちょっといい当たりをされてひやっとしたが、しっかり打ち取れた」と安堵(あんど)した。細川を空振り三振。最後は上林を宝刀スライダーで空振り三振に斬って、完璧な内容で来日2セーブ目を挙げた。

 終盤2イニングで相手打線の並びを見ながら、左右両腕の登板順を自在に選択できるのが今季の新たな強みでもある。セットアッパーとクローザーを互いに担い合う関係性について、ゲラは「役割の部分は監督が決めること。自分のやることはどんなバッターであれ、アウトを3つ取ること。一日一日の勝負だと思っている」。冷静に仕事に徹する姿は、日に日に頼もしさを増している。

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