デイリースポーツ評論家の阪神・糸井ＳＡは、近大の後輩でもある佐藤輝に“６０発指令”を出した。昨年はリーグ優勝、日本一のお祝いに高級時計をプレゼント。「それはもうやめとこ。ホームラン王を取らないと返してもらうから（笑）、６０発！」。ジョーク交じりに高いハードルを設定した。

　バレンティンが持つ日本記録に並べるポテンシャルがあると信じて疑わない。今オフ、佐藤輝は米シアトルのトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」を訪れて動作解析するなどレベルアップに励んでいる。直接報告を受けたという超人は「意識が高くなった」とニンマリだ。

　「いいことだと思いますよ。元々、今の成績に全然満足してないですし、アイツは。もっといい成績を残せるようにああいう取り組みをしていると思う。素晴らしいですね」。昨季の佐藤輝は３年連続２０発となる２４本塁打をマーク。糸井ＳＡはアーチ量産、４年目の覚醒を期待している。