新人王発表 セは阪神・村上、パはオリックス・山下 ともに3年目で受賞

 最優秀新人選手賞に選ばれた村上(右)と山下(撮影・三好信也)
 智弁学園の先輩後輩にあたる岡本和と村上。巨人の球団公式インスタグラム(yomiuri.giants)より
 最優秀防御率投手賞を受賞した村上。右は榊原コミッショナー
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 「NPB AWARDS 2023 supported by リポビタンD」(28日、都内)

 新人王が発表され、セ・リーグは阪神・村上頌樹投手、パ・リーグはオリックス・山下舜平大投手が受賞した。

 プロ3年目の村上は4月22日の中日戦、2安打完封でプロ初勝利を飾ると、一気にブレーク。先発として10勝6敗、防御率1・75で最優秀防御率を獲得した。

 村上は同僚・森下と争う形となったが、275票の大差を付けての受賞。「あいつからは『3年目やからええやろ、1年目に譲れ』と言われたんですけど(笑)自分が勝ち取ったので良かった」と笑わせた。

 山下も3年目で才能が開花した。今季の開幕戦でデビューすると、16試合に先発し、9勝3敗で防御率1・61を記録。シーズン終盤は腰椎分離症で離脱となったが、リーグ3連覇に貢献した。

 「とても、うれしく思います」と受賞を喜び、「自分だけの力じゃできないことだと思いますので、周りの方に感謝しています」と話した。

 今オフにエースの山本がメジャー挑戦し、来季は山下への期待は高まる。「由伸さんと野球ができて、これからの野球人生に大きく影響するのかなと思います。得たものをこれからの野球人生に生かしていきたい」。来季は防御率にこだわりながら、シーズン完走を目標に掲げた。

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